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定価の30%引きとか、昨年より男子が4%増えた・・等などといった割合の問題は、今の指導要領では小学校5年生の終わりに学習することになっています。
新中1の心得のところでもお話しましたが、この割合というジャンルは、今後算数が好きになるか、数学が好きになれるかを左右する重要な単元の一つだと思います。 逆に、この五年生末の段階で割合の理解が不十分なまま先に進んでしまうと、中学生になった時に方程式系の文章題でかなり苦労する羽目になります。
そして、困ったことに5年生での割合が、もっとも”ここからわからなくなった”と言われる事が多い単元でもあるのです。
なぜ、子ども達にとって割合が鬼門なのかを考えてみましょう。
基本的に小学校の算数は低学年〜4年生辺りまでは”足し引きの論理”で話が進んでいきます。掛け算割り算は確かに学びますが、考え方の根本は和と差です。 割り算で”何倍”の概念を学びますが、自然数倍なら良いのですが、大抵の子は小数をかけたり割ったりする文章題ではかなり苦労します。
いわば、この”和と差の理論”が”積の理論”に切り替わる時期が割合という単元なのです。 ”100円から見て600円が6倍なら、80円は0.8倍である” 大人にとっては当たり前の理屈ですが、今まで”和差理論”でものを考えてきた子どもは、6倍についても”同じ大きさが六つつながったもの”という認識の仕方をしています。あくまでも自然数発想なわけです。ですから、数字テ�0.8の筆算を解く事は出来ても ”テ翌O.8は大きさを縮めることである” という点が実感として認識できていないのです。 (同様の問題は、分数の掛け算割り算の文章題でも発生します)
これを避けるためには、日常生活の中で”ちょっと増やす”ことが”少し膨らませること”であり”ちょっと減らす”ことが”少し縮めること”であるという点を意識してもらう必要があります。 コップにジュースを注がせたり、お風呂の水をためたり、という事をさせるときに、割合を意識した言い方で指示出しをしてみてください。
”コップに八割ぐらいにしときなさい”と言ったときに、大体それなりの量が量り取れる子は伸縮の感覚が身に付いています。 逆に頓珍漢な量を量ってしまうお子さんには、手ずから”このぐらいだよ”とやってみせて下さい。やはり容積が伸縮の感覚を知るのに最も認識しやすい事象になります。 |
16:31, Tuesday, Apr 01, 2008 ¦ 固定リンク
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