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格差社会という言葉がメディアに躍るようになってずいぶんたちますが、”学力格差”という言葉はまだそこまで浸透していないように思われます。しかし、実際に教えている私達から見ると、”格差”は実感として確実に広がっています。
こういった違い、差というものは、進学塾系の先生達のほうがむしろ気付きにくいかもしれません。我々は進学重視のご家庭のお子さんも、スポーツを重視していたり、学力に関してはほどほどでよい、とお考えのご家庭のお子さんも両方見ていますので、やはり差を実感する機会は多くなります。
ここで強調しておきたいのは 学力格差は、子供の能力の問題ではない という事実です。
中学入試で、進学塾のトップ層志向の授業にどうしてもかみ合わない、というお子さんがいました。進学塾に通いながらアークでそのフォローをする形で授業したのですが、入試直前に進学塾を辞め、こちらに通い詰めになってしまいました。 見事合格できたのですが、ご家庭や本人が”進学塾でついていけなかった”という点を過剰に意識されていました。”合格は出来たけどきっと下位での合格だから、入学後苦労するだろう”ということですね。
そのため、合格後もアークに通い、定期テスト対策などは特に念入りに行ったのですが・・・ 結局その子は一学期の終わりにはトップ10入りし、二年生では最上位クラスにいました。
このお子さんの能力が、中学入学を契機に急に伸びたわけではありません。一つの要因は、”最初のテストで上位を取れた”という自信だったのですが、一番大きかったのは、進学重視の学校に入学したため、 ”自分も周囲も、勉強するのが当たり前” という環境に置かれたことでした。
小学校の時は、学校は易しいのに塾は難しい、ということから、”塾の内容は難しい特別なこと”と思い込んでいたわけです。この落差がなくなり、学校内容と教わるレベルが統一され、周囲の友達も同じレベルのことをやっている、ということが”やって当然だし、やれば出来る”に繋がりました。
このお子さんは特に鮮やかに変化が出た例ですが、殆どのお子さんが、導入さえ気をつけていれば環境の学力レベルに順応できます。私が新高1や新中1が特に大事だと強調するのもこの点に理由があります。
子供の能力というものはある一時期の評価だけでずっと固定されるものではありません。”どうせうちの子は出来ない”と思っている親御さんは、まずお子さんの今の環境がどうなのかを見てください。
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13:01, Friday, Apr 04, 2008 ¦ 固定リンク
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