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GWが始まりました。
この時期は受験生であっても他の学年も気が緩みがちになることは以前お話した通りです。それを防ぐために、間近な中間試験などを目標に据えて、計算や暗記といった具体的即効的なことをやるべき、という主旨を書いたと思います。
そして、この時期に限らず、比較的近い具体的な目標を設定してあげることは、子供の意欲向上にも役立ちます。
受験生にとって、もちろん最終的な目標は二月の受験です。 ”受験生の自覚がない” と嘆かれているご父兄の声も多々聞きます。しかし、大人から見れば一年未満、ほんの十ヶ月先の受験というものは非常に近い未来ですが、子供の視点から見れば、まだまだ先の話。親がやきもきしていても、学校にいけばまだ子供達は全体として呑気だと思います。
従って、よほど自我がしっかりしているか、目標としての受験の意識が出来ている子でない限り、この時期から受験生の自覚をもて、というほうが無理でしょう。表面上は返事をしていても本人には今ひとつ緊急性が理解できていないはずです。
こういう場合、大人の理屈を振り回して”受験生なんだからしっかり勉強しなさい!”とやっても殆ど効果はありません。反抗期の子なら表だって言い返してくるでしょうし、そうでない子でも面従腹背に近い反応を示すと思います。
それに、言われた通り一生懸命勉強しても、その目標は子供にとってみればはるか先の十ヵ月後ですから、 ”これからずっとこんな生活なの?”と子供のほうが嫌気がさしてしまいます。
そこで、こういう時期は先の受験ではなく、もっと近くて具体的な事柄を目標として与えてあげるほうが良いのです。
以前は中間試験を例にあげましたが、もっと具体的に、5教科で400点以上を取るとか、平均点以下の科目をなくす、といった ”ちょっと難しいけれど頑張れば達成出来そうな目標” を設定してあげるのがポイントです。
決して無茶な目標を選んではいけません。もちろん、そのためにはお子さんの今の状態や力を把握しておく必要もあります。
具体的な目標を与えてあげるもう一つの意図は、数週間後に結果がすぐに出ることで、クリアできたなら達成感を、ダメだったならば反省を、お子さんにもたらすことが出来ることです。はるか先の結果のために何ヶ月も努力することは子供には難しいですが、一ヶ月サイクル程度ならば、 ”これだけやればこういう結果が来る”ということを子供にわからせることも、 ”努力を惜しめば失敗してしまう” ということも折々に教えてあげることが出来ます。
可能ならば、受験直前まで(だいたい9月頃までは)こうした短期目標の積み重ねでお子さんに達成感や努力の必要性を教えていけるのが理想です。緊張が緩むことも、張り詰めすぎて切れることもなく受験体制に入れますし、小さな積み重ねで努力してきたことが、自分をどれだけ成長させたか、子供同士が受験を意識しはじめた頃に、初めて気付いてくれると思います。
注意すべきなのは、短期的な目標の設定です。思いつく順番にあれもこれも、とやっていてはお子さんが混乱します。 一学期ならば学校の定期試験、夏休みならば塾の模擬試験、二学期は早い子なら過去問を設定することもできますし、”1,2年生の復習”的な問題集のクリアを目標として与えるのも良いでしょう。すべて、小さな積み重ねが最終的に受験に役立つようにしてあげてください。
難しいことを言ってるようですが、こうしたコーディネイトが出来るのは、お子さんを最もよく知るご父兄の方だけです。上手な目標の積み重ねで、子供を受験の成功まで導いてあげてください。
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17:43, Tuesday, Apr 29, 2008 ¦ 固定リンク
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