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塾業界では通説となっていることなのですが ”国語が成績良い子はたとえ他教科が今ひとつでも教えれば伸びる”
これは私も良く実感します。初めてお子さんをお預かりする際、例え数学で授業する場合でも国語の様子は必ず聞いておくほどです。 これはなぜでしょうか?
以前、読書好きと国語の成績とは必ずしもイコールではない、という点について書きました。加えると、国語の成績が良かったり、テストの点数が良い、というのは本が好き以外の資質も要求されます。
国語が点数が取れる子、というのは初めて読んだ文章から筆者の考え方や出題者の意図がきちんと読み取れている子、ということです。
中学校以上の場合、国語の出題内容はいわゆる正論、当たり前の結論ばかりではありません。かなりクセのある論旨や極端な意見への対応も求められます。
そうした問題でも相手の意図、文章の求めるところを上手に想像して汲み取れる子は、成績が良いわけです。
すると、そういうお子さんの場合、他教科の指導であっても 講師の意図や要点が汲み取れる ということになるのです。従って、講師が上手に勉強法をリードしてあげている限り、必ず成績が伸びます。
これが、”国語が良い子は他教科も伸びる”という言葉の本質です。 国語の出題意図が読み取れる子は、教える側の意図、目的もしっかり吸収してくれる、ということですね。 実は講師側の都合だったわけです^^;
ですが、この事実は、(国語に限らず)成績が全体的に伸び悩んでいる子に応用できます。 ある程度努力をしているのに成績が伸びない、という子の場合、学校での先生の授業や教える側の意図、目的をしっかり掴んでいない。あるいは聞いているのだけれど理解が取れていない、ということを意味します。
良く、”わからない場所がわからない”というお子さんの声も耳にしますが、こうした言葉も同じ根にあります。文章や講師の言葉、説明を上手く自分の中に取り入れられていないわけです。
ですから、こうしたお子さんにはまず国語から教えるのが本来最適な道になります。自分の解釈と一般的な解釈の違いや、他者の意図の読み取りに慣れさせてあげることで、他教科の躓きの原因となっている部分まで解消される可能性があるからです。
さらに、時間に余裕があるならば テーマを決めた作文を書かせてみる ことをお勧めします。文章を読んで感想や意見を書くタイプ(つまり都立の問4型ですね)が最も良いでしょう。
相手の意見を汲み取り、さらに自分の意見を加えて再構築できる、ということは教わった方法を自分なりに身につけるのと同じです。こうした作文が出来るようになると、それが他教科にも応用できることに気付くと思います。
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15:45, Saturday, May 03, 2008 ¦ 固定リンク
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