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先日、大学受験に関する本を一冊読みました。 大学側の広告等を一切入れず、なりたい職業に対して有効な大学などを、学費や(その職業の)年収にまで踏み込んで解説している、中々興味深い本です。
内容の是非には賛否両論ありそうな感じでしたが、そのスタンスには中々考えさせられるものがありました。
塾というものは、受験に関してはとにかく子供を合格させる、という点に意識が集中しがちです。アークでは昔からこの点に疑問を感じ、合格後も高校生活に上手に乗れるようにフォローしたり、その後の進学もふまえた進路指導をしてきたつもりではありましたが、やはり志望校選び、という点に関しては偏差値とにらめっこしながら考えていたように思います。
実際のところ、都立は私立に比べれば(普通科に限っていえば)、理系に強いとか私大に強いなどの学校毎のクセはあまりありません。 しかし、同じようなレベルの学校であっても、大学への進学率や指定校推薦の対象や数など、違いは幾つか見受けられます。
また、近年の都立改革によって、重視する方針や指導法などにも違いが生じ始めていますから、こうした学校毎の特色というものを明確にして子供達に伝えていかないと、と反省した次第です。
現状でお話できることの一つに、大学進学率があります。都立の場合どうしても私立より進学率が低く出る傾向がありますが、これは進路指導で実績よりも子供の志望を優先するためだと思います。(進学指定校の場合ある程度の実績は求められているようですが)
また大抵の学校が現役に限定した進学率を公表していますから、一浪、二浪した子達の数も含めると、結局学年全体での大学進学率は比較的高くなる学校も多々あります。
お子さんを大学進学させたい、とお考えのご家庭の場合、大学進学率だけではなく、他の進路を選んだ割合も比較してみてください。直接的な表現を使うと、都立校の卒業生進路分布で、”その他”となっている部分が浪人なのかそれ以外のものなのか、によってもその学校の中での大学進学への子供達の意識がわかります。
高校生になると自覚も自我も大人と変わらなくなってきますから、親の直言よりも周囲の友人たちの大学への意識、雰囲気が大きく学習意識に関わっています。極論かもしれませんが、浪人が多い都立校というものは、それだけ進学意識が高い学校とも言えるわけです。
市販されている高校紹介本ではそうした”データの裏側”までは読めませんから、ある程度意中の学校があるご家庭では、ぜひ見学や説明会などに参加して、こうした点を先生に尋ねてみられるのが良いと思います。 |
23:41, Tuesday, May 13, 2008 ¦ 固定リンク
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