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2008年07月 |
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アークアカデミーは、準個別指導という性質上、昔から中高一貫の私学のお子さんを多く指導させてもらってきました。多い学年では生徒の半分近くが高校受験ではなく一貫校、という状態です。
というのも、一貫校の勉強というものは既存の中学生のカリキュラムや内容とは大きくずれているため、通常の進学塾では進度や内容が合わず、問題集や参考書も適合しているものが少ないという事情があるからです。
近年大手も個別指導型の塾を開いていますが、(教え子が何人か、バイトもしくは就職しています 笑)こうした一貫校対策というものは学校毎に対応するためにマニュアルも教材も無く、個々の先生の技量次第まかせになってしまっているようです。そして、一貫校のレベルに即応できる先生はそう多くはありません。
あとは、一貫校に特化した大学受験塾(鉄○会とかS○Gとかですね)ぐらいしかありません。しかし、これらの塾は大学受験を見据えた超ハイペースですので、中学入学時から必死でついていかねばならず、まして学校の内容で躓いたお子さんを救うようなタイプの塾ではないのです。
そうしたわけで、今まで何人もの一貫校の子達を指導してきました。”今まで苦労しました”という旨の話も多数聞いています。今日は、そこから得た一貫校対策の科目毎のノウハウを少し書こうと思います。
まず数学ですが、一貫校対象の数学というと、体系数学(数研出版)がまずあがるでしょう。ほかにもシステム数学、系統数学などありますが、大体順序は同じようなものです。 体系数学の場合、1,2の時期は幾何と代数に分かれていて問題集や参考書も市販されていますので、比較的対策はとりやすいです。(チャート式体系数学、というものまであります^^;)
しかし、高校範囲に突入する体系3から、一気に問題集も参考書もなくなります。大抵のお子さんがここで困ってしまうようです。 実際のところ、体系数学は3以降は ”数研出版の数1A,2Bのチャートや問題集から単元ごとに拾う” という形で対応できます。数学2、Bまで、というのがポイントです。 大抵の生徒が、高校範囲ということまでは解って数1Aの参考書を購入しますが、体系3には一部数2B範囲が混じっています。 あとは、本来学んでいない内容が順序違いで出てきてしまいますので、 そうした問題を削って演習するようにすると良いでしょう。 また、ほんの一部ですが一貫校対応の問題集もあります。 駿台の中高一貫学習シリーズなどは(難易度は高めですが)演習問題としては利用できますので探してみてください。(紀伊国屋クラスなら置いてあります)
続いて英語ですが、まず色々と評判の”プログレス”について。 ある意味一貫校がブランドとして使用している気配のあるテキストですが、”難しくて早い””問題集が無い”という非常に困ったテキストになっています。インターネット上には対応をうたったサイトもあるようですが、それもBOOK1,2までですので、やはり中3あたりから困ります。(しかも有料サイトですし。。) 対策としては、とにかく単語、イディオムは覚えるしかありません。文法事項については、別に専門の問題集を用意し、そちらで演習を繰り返すようにしましょう。もうすぐ夏休みですが、こうした機会に文法のみを一気に中3レベルまでやってしまうのも手です。最悪BOOK1なら比較までは必要だと思います。BOOK2までなら英検の3級を目指すのも一つの指針となります。
社会に関しては、特に歴史、地理など中学レベルとはかけ離れた授業をする先生が多いようです。諦めて、高校範囲の問題集を買いましょう^^; 特に歴史については山川出版社の一連のシリーズが、やはり有効です。中学内容なら日本史だけで充分なはずです。 また、細かい人物名や事件まで覚えさせられるため、全体像がぼやける可能性もあります。マンガ日本の歴史では力不足ですが、歴史小説を読むようにすると、人物や背後関係は覚え易くなります。
国語は、一貫校の特徴は大抵の場合口語文法と古語文法に力を入れているところです。中学生用の口語文法に特化した問題集と、高校生初級用の古典文法のテキストを併用するようにしてください。一年生で口語文法、二年生以降は古典文法、というパターンが多いようです。
さて、恐らく最も苦労するのが理科です。殆どの一貫校が物理生物化学地学という区分けで学習しますし、内容が”中学内容”というよりは”高校内容のための準備”になっていることが多いからです。学校にもよりますが、一般的な中学参考書では全くレベルが届きません。しかし、高校内容の問題集は難しいものが多いため、手ごろな問題集が見つけにくいのが現状です。 ただ、市販されていない場合が多いのですが、一般の高校で授業の副教材として使用されている問題集あたりですと、内容がマッチすることが多いようです。実際アークでも、そうした問題集を参考にしたり、教材として使ったりしています。知人やご親戚のお子さんをあたってみてください。大久保の第一教科書には、まれに”アクセスノート”という基本の問題集が売っています。ただ、注文、取り寄せは不可ですので、運がよければある、という形になってしまいますが・・・
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