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2008年07月 |
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また変な造語を勝手に作ってますが(苦笑)
数学が得意、不得意を分ける要素は、まず第一に計算力です。計算が正確でない、あるいは極端に遅い、という子は数字を扱うことに精一杯で、問題の内容まで考える余裕がなくなるからです。
しかし、計算能力というものはある程度訓練で早くすることは可能です。計算は大丈夫なんだけど。。。というその先は、どうスキルアップすれば良いのか。それを、今回数学的速読力、と名づけました。
ではそれはいったい何なのか?結局のところは、”問題の解答までの流れを見通す力”です。 例えば、”原価の二割増の定価をつけた品物を、1割引で売ったところ、利益が60円でした。この品物の定価は?” という問題があったとします。 小学生の塾算数、あるいは中学生の一次方程式の内容です。 この問題を見たときに、あなたはまずどこから手をつけますか?
中学生で、学校の先生の話を素直に聞いている子なら、きっと定価をxと置くと思います。そして、よほど注意深い子でない限りハマります。 なぜなら、学校の一次方程式レベルでは、”解らない数をXと置け”と教えるからです。
しかし、今回の場合定価をx円とすると、1割引した0.9xは求められても、原価がx÷0.8だと気付くのは中々難しい。そこで、利益を求める式が作れずに困ってしまうわけです。 ムリヤリ作る方法もありますが ( (0.9x−60)×1.2=x とやってやれば解けます ) これに気付くぐらいならもっと簡単な方法があるはずです。
求めるのは定価でも、問題の流れを見ると 原価を1.2倍したあと、0.9倍して売値にしている。それが元の原価より60円高い。 なわけですから、これで x×1.2×0.9 = x +60 で良いわけです。求められるのは原価ですが、後で1.2倍すればよろしい。
こうした、問題の流れを読みきった上で文字を決めたり式が立てられる力を、数学的速読力、と呼んでみました。この例で行けば、二割増しが1.2倍、1割引が0.9倍、ただ掛け算で進んでいく関係の最後に差がきている、という状況を見抜く力ですね。
この、”問題の流れを読みきる”力が不足すると、数学は中々スキルアップしません。読みきらないうちに数字をあれこれといじりまわしてしまう子や、難解な式になっているのにそのまま突撃してハマってしまう子など、症状は様々ですが、”頑張っているのに解けない”というツライ悪循環が起こってしまいます。
こうした先読み力を養うには、まず普段から問題を解く過程と同等以上に、答え合わせや直しの時間を重視することです。問題集には詳しい解説もついていますが、ろくに見ないで答えの数字だけチェック、という子はこうした力はつきません。
問題集の解答も決してわかりやすく書いてくれているものは多くないですが、そうした解き方を見て、”結局こういうことか”と見通す力を養ってください。そして普段の問題でも、”こうやってこうやってこれで解ける・・・はず!”と見通してから挑戦するようにしましょう。
こうした読み力を養っておくと、大学受験の際、”解き方だけ想像してから答えをチェック”という某ドラゴン桜で紹介されていた勉強法が可能になります。数学は最後は結局どれだけの問題を知っているかの勝負になるので、将来必ず必要となる力です。
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