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いきなり刺激的なタイトルにしました。 売れる本のルールですね(笑)
この時期の受験生にもご家庭にとっても、模試の偏差値というものは気になるものだと思います。特に、志望校に対しての合格可能性が何パーセント以上、などという形で出ますので、この数字に一喜一憂されているご家庭も多いのではないでしょうか。
しかし、散々言われていることではありますが、偏差値というものはあくまでも統計上の数字でしかありません。さらに言えば、そのテストを受けた生徒の中で、平均点に対してどのくらいの位置にいるのかを数値化しただけのものです。合格可能性についても、予備校等が持っているデータとの比較で、この位置にいる子はこのくらいの確率で受かります、という指標です。
それらのデータのもとになっているのは一回の試験の結果ですから、その点を忘れていると、偏差値に振り回されて判断を誤ることになります。
例えば、8月や9月ギリギリまで部活動が残っていて、一日の平均勉強時間が1,2時間しか取れないでいる子がいたとします。そうした子の偏差値が50で、早い段階から受験勉強を開始し、先取り授業を受け、対策も行ってきた子の偏差値が55だったとします。
我々塾講師がどちらの子の合格可能性が高いと判断すると思いますか?当然、前者です。九九を知らない子に二桁の掛け算が出来るはずがないのと同様、受験ノウハウを知らない子は模試で高得点はとれません。そんな状況で平均点を確保できる子なら、ちょっと対策しただけでかなりの伸びが期待できる・・・と見るからです。
偏差値は、あくまでも”そのテストの時点”での平均点に対しての位置でしかありません。特に入試対策は学校の勉強と違い、範囲が限定されていませんから直前の詰め込みによる融通が効きません。 試験範囲のある、あるいは限定された試験には強いが、不意打ちに弱いタイプの子の場合、この時期のテスト結果は比較的厳しく見る必要があります。まだ入試対策の段階まで進んでいない子も半数近くいるからです。
だいたい一学期の模試というものはコツコツ型の真面目な子が良い結果を残します。一方、今まで受験を意識していなかった子が急に勉強を始めた場合、その効果(特に夏休みの学習など)が現れるのはこれからです。
アークの子達にも、そろそろ伸び始めた子が何人もいます。その伸びを自信に繋げて、さらに上に向かえるか、これからが勝負でしょう。 逆に、今の時点で結果が良い子達には、決して油断しないよう言い聞かせています。これから伸びてくる子達が多数いますし、みんなが勉強し始めるわけですから、油断してペースを落とせば逆に下がってしまうのが道理です。
さらに、同じ偏差値の子でも、志望する学校の問題に特化した対策をとった子とそうでない子では、当然対策を行った子が受かりやすくなります。応用に強い子であれば、若干偏差値が足りなくても都立一般校より独自校や私立のほうが有利な場合も多いですし、安定してミスが少ないタイプの子の場合は逆です。模擬試験は、子供の特性までは判断してくれないのです。
偏差値は非常に気になる数字ではありますが、偏差値だけを見て早急な判断をする時期では今はありませんし、偏差値だけで安心してよい時期でもありません。志望校の入試の特性や子供の向き不向きなどと同じ、沢山の情報の中の一つだと考えてください。 |
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