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日本人のノーベル賞受賞のニュースが連打されていますね。 すごいね、といいながらも内容が今ひとつ良くわからない。。という方も多いのではないでしょうか。
なにせ物理賞と化学賞です。 ”こんなに難解なものを極めること自体が驚き” と、そうお思いの方もいらっしゃるかと思います。 さぞや苦労しただろう、頑張ったのだろうと思われたのではないでしょうか。
しかし、受賞された先生達のインタビューなど聞けば、ごく普通の、むしろ飄々とした方が多いと思われませんか? ”絶対ノーベル賞とってやるんだ!”と頑張って頑張って取りました、というタイプの人は、実際の学術系のノーベル賞受賞者の中ではとても少ないはずです。
私自身理系でしたので、大学の先生というものを多数見てきましたが、殆どの先生は、まるで子供のように好奇心、知的探究心の塊でした。 ”自分の研究を世の中のために役立てるんだ!”とは言わず ”面白そうだからやってみようよ”というタイプの人が圧倒的に多かったのです。
ですから、今回受賞された方々も、まず大前提として”興味がある、面白い”と思えるからこそ研究を続けられていたはずです。評価されて嬉しくない、ということはないと思いますが、世間の注目などとは無関係に、純粋に好きだから続けている、という研究者が、特に理系には多いはずです。
”あんな難しい数式を扱うのがなぜ楽しいんだ?”とか ”難しい理論を理解できるなんて、人としてどこか違うに違いない” と思われている方がいたら、それは誤解です。 どれだけ難しくても、メンドウでも、人は面白いと思えばそれを克服できるものなのです。
逆に、残念ながら、義務感や博愛精神だけで物事を成し遂げられる人はそう多くありません。子供向けの偉人伝の大半は大嘘だと私は思っています。偉業をなしとげた数多くの人は、単にそれが楽しい、面白いと思えたからこそ、余人にはうかがいしれない領域に入り込めたのだと思っています。
ちょっと強引かもしれませんが、暗く辛いの代名詞である受験勉強にしても、義務感や”親に言われたから”という動機付けだけでは決して長続きしません。 ”この学校に入りたいから”というような動機付けは、子供が納得していれば一面の筋にはなると思います。というより、原則的に勉強はメンドウなものですから、まず勉強を始める動機付けとしてはそれしかないと思います。ただ、そうした場合でも、頑張っているうちに、どこかで”楽しい”と思える要素を見つけて欲しい、と私は思います。
それは、点数に対するご褒美とかいう実質的なものではありません。辛い、苦しい数学を解いている中で、ある日、難解な解けた自分に驚いたり、英語を頑張っていたら、面白い英文に出会って、始めて全部英語の本を通して読むことが出来たり・・・ そうした”小さな達成感”の積み重ねの中で、自分なりの楽しさというものは必ず見つかるはずです。
傍から見ると辛くて暗い受験勉強でも、”大変だね”と言われて心の中で”そうでもないよ”と答えられる子、というものは、やはり強いです。 問題を解く楽しさであったり、点数を更新していく楽しさであったり、価値基準は人それぞれで良いのですが、何か自分にとって”楽しい”と思える要素を見つけると、今までと違った目で受験勉強を見ることが出来ます。
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